自律神経が乱れると出る症状とは?体からのサインを見逃さないで

腹痛・便秘

こんにちは!前回の投稿では自律神経とは何か説明させていただきましたが、今回は自律神経が乱れるとどんな症状が出でしまうかを書いていきます!

最近、なんだか体の調子が整わない、そんな違和感を感じることはありませんか?
「寝ても疲れが取れない」「頭が重い」「お腹の調子が不安定」「気分が落ち込みやすい」など、病院で検査をしても“異常なし”と言われるけれど、どうしてもスッキリしない…。
そんな時、原因の一つとして考えられるのが“自律神経の乱れ”です。

前回も書きましたがおさらいと言うことで自律神経とは何なのか、そして乱れるとどんな症状が出るのかを、わかりやすくお伝えしていきます。

自律神経とは?

自律神経は、私たちが意識しなくても体の働きをコントロールしてくれている“自動調整システム”のようなものです。
たとえば、心臓を動かしたり、呼吸をしたり、体温を保ったり、食べ物を消化したり…。
こうした生命維持に欠かせない働きを、24時間365日、休まずに行ってくれています。

自律神経には2つの種類があります:

交感神経:活動・緊張・ストレスに関わる神経

副交感神経:休息・回復・リラックスに関わる神経

この2つがバランスよく働いていることで、私たちは元気に日常生活を送ることができるのです。
しかし、ストレスや生活リズムの乱れ、疲労などが重なると、このバランスが崩れてしまい、さまざまな不調が現れるようになります。

自律神経が乱れると出やすい症状

自律神経の乱れによって現れる症状は、実にさまざま。人によって出る部位や強さも違いますが、以下のような症状がよく見られます。

1. 睡眠トラブル

・寝つきが悪い
・夜中に何度も目が覚める
・朝スッキリ起きられない
・夢ばかり見て熟睡できない

交感神経が過剰に働いてしまい、脳が“休む”モードに切り替わらないことで起こります。

2. 消化器系の不調

・食欲不振
・胃がムカムカする
・下痢と便秘を繰り返す
・お腹が張って苦しい

副交感神経が弱まり、胃腸の働きが落ちることで消化・吸収がうまくいかなくなります。

3. 疲労感・だるさ

・朝から体が重い
・何時間寝ても疲れが取れない
・少し動くだけでグッタリ

エネルギーの産生や血流調整が乱れ、回復力が落ちることで慢性的なだるさにつながります。

4. 頭痛・めまい・耳鳴り

・頭が締めつけられるように痛い
・立ちくらみやフワフワする感じ
・キーンという耳鳴りが続く

血流や平衡感覚の調整にも自律神経が関係しており、これらが乱れると症状として現れやすくなります。

5. 呼吸の違和感

・息が浅い、深く吸えない
・胸が詰まるような感覚
・理由もなく息苦しくなる

ストレスによって交感神経が優位になると、呼吸が浅くなりやすくなります。
心と体がつながっている証拠でもあります。

6. 精神的な不調

・イライラしやすい
・落ち込みがちになる
・やる気が出ない
・不安感が強くなる

脳と自律神経は非常に密接に関係しているため、精神的な面にも影響が及びます。
気分の浮き沈みが激しくなるのも、バランスの崩れから来ている場合があります。

自律神経は「乱れる前」にケアが大切

これらの症状が一つひとつは軽くても、複数重なってくると日常生活に支障をきたすようになってしまいます。
だからこそ、「ちょっと変だな」「最近、調子が出ないな」と感じたタイミングで、しっかりケアをしてあげることが大切です。

自律神経のバランスを整えるには

毎日の睡眠リズムを整える

深い呼吸を意識する

ゆっくり湯船につかる

筋肉や筋膜の緊張を緩める

自分のペースで休息をとる

といった“リラックスする時間”を意識的に取り入れていくことが効果的です。

整体やボディケアでも、自律神経に関わる筋肉や筋膜にアプローチし、体からの緊張を和らげることで、自然とバランスが整いやすくなります。

おわりに

自律神経の乱れは、目に見えにくいからこそ、放置されがちです。
でも、体は正直。日々の小さな違和感や不調は、あなたへの大切なサインです。
「まだ大丈夫」と無理をせず、早めにケアしてあげることが、今後のあなたの健康を守る一歩になります。

「なんとなく不調」を見逃さず、自分の体と心の声に耳を傾けてみてくださいね。

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