頭痛の種類と特徴/意外と知らない原因を整体師がお伝えします
皆さんこんにちは!
今回は「頭痛の種類」についてお話します
現代の頭痛は多くの人が経験する症状のひとつですが、その原因や種類はさまざまです。頭痛の種類によって症状の特徴が異なり、適切な対処法も異なります。今回は代表的な頭痛の種類について詳しく説明します。
1. 緊張型頭痛(筋緊張性頭痛)
緊張型頭痛は、頭痛の中でも最も一般的なタイプで、首や肩のこりが原因となることが多いです。ストレスや長時間の同じ姿勢が影響し、筋肉の緊張が続くことで血流が悪化し、痛みを引き起こします。
特徴
・頭全体が締め付けられるような鈍い痛み
・首や肩のこりを伴うことが多い
・軽度から中程度の痛みが持続する
・運動をしても悪化しにくい
・ストレスや疲労が関係していることが多い
緊張型頭痛は慢性的に発生することがあり、デスクワークやスマートフォンの使用が長時間に及ぶ人に多く見られます。
2. 偏頭痛(片頭痛)
偏頭痛は、血管の拡張や神経の異常が関与して発生する頭痛で、特に女性に多いと言われています。何らかのきっかけ(食べ物、天候の変化、ホルモンバランスの変動など)で脳の血管が拡張し、炎症が起こることで痛みが発生します。
特徴
・片側のこめかみ付近にズキズキとした強い痛み
・吐き気や嘔吐を伴うことがある
・光や音に敏感になる(光や音がつらい)
・体を動かすと悪化しやすい
・数時間から長いときは数日間続くことがある
・発症前に「閃輝暗点(せんきあんてん)」と呼ばれる視覚の異常(チカチカする光など)が現れることがある
偏頭痛は遺伝的要因が関与していることもあり、親が偏頭痛持ちの場合、子どもにも遺伝する可能性があると言われています。
3. 群発頭痛
群発頭痛は、頭痛の中でも特に強い痛みを伴うもので、特定の期間に集中して発生します。痛みは目の奥に強く感じられ、発作的に襲ってくるため「自殺頭痛」とも呼ばれるほどの強烈な痛みを引き起こします。
特徴
・片側の目の奥に激しい痛みが生じる
・一定の期間(数週間~数か月)にわたり、毎日のように発生する
・1回の発作は15分から3時間程度続く
・夜間に発生しやすい
・目が充血したり、涙が出たりすることがある
・鼻づまりや鼻水を伴うことがある
群発頭痛は男性に多い傾向があり、アルコールの摂取や気圧の変化が引き金になることがあると言われています。
4. その他の頭痛
上記以外にも、頭痛にはさまざまな種類があります。
薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)
痛み止めを頻繁に使用していると、逆に頭痛が慢性化することがあります。特に、頭痛薬を1か月に15日以上使用していると、薬の影響で頭痛が起こることがあります。
副鼻腔炎(蓄膿症)による頭痛
鼻の奥にある副鼻腔が炎症を起こすことで、顔の周りや額に鈍い痛みを感じることがあります。風邪やアレルギーが原因で起こることが多いです。
脳の病気が原因の頭痛
ごくまれに、脳出血や脳腫瘍、髄膜炎などの深刻な病気が原因で頭痛が起こることがあります。この場合、突然の激しい痛みや意識障害、手足のしびれなどを伴うことがあるため、注意が必要です。
まとめ
頭痛にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴や原因が異なります。日常的に起こる緊張型頭痛や偏頭痛は生活習慣やストレス、姿勢不良が関係していることが多いですが、群発頭痛や脳の病気が原因の頭痛には注意が必要です。頭痛の症状が長引いたり、普段と異なる強い痛みを感じた場合は、早めに医療機関を受診することが大切です。