膝の痛みは筋膜の影響かも?整体師が教える意外と知らない原因とケア

膝の痛み

膝の痛みというと、多くの方が「年齢のせい」や「軟骨がすり減ったから」と考えがちです。しかし、実際に整体の現場では、レントゲンやMRIでは異常がないのに膝が痛いという方がとても多く来院されます。そういったケースで見落とされがちなのが「筋膜の影響」です。

膝の痛みと筋膜のつながり

筋膜は、全身を包み込むように存在している膜のこと。筋肉だけでなく、骨・内臓・血管などもつなぎ止めています。そのため、膝だけを見ていても根本改善にはつながらないケースが多いのです。

特に膝まわりの筋膜は、太ももやふくらはぎ、お尻、腰などと連動しています。筋膜が硬くなると、膝を動かすときに余計な負担がかかり、炎症や痛みの原因になることも少なくありません。

こんな症状は筋膜の影響かも

階段の昇り降りで膝が痛い
正座やしゃがむと膝が突っ張る
歩き始めに膝が痛いが動かすと楽になる
膝だけでなく太ももやふくらはぎも張る感じがある

このような症状は、膝だけが悪いのではなく、筋膜のねじれや硬さが関連しているサインです。

なぜ筋膜は硬くなるのか?

大きな理由は「同じ姿勢」や「体の使い方のクセ」です。例えばデスクワークや立ち仕事が長い方は、太ももの筋膜や腰まわりの筋膜が硬くなりやすい。すると、その影響が膝に出やすくなるのです。

また、膝だけでなく足首や股関節の動きが悪い人も、結果的に膝に負担が集中することがよくあります。全身は筋膜でつながっているからこそ、膝の痛みの原因が遠く離れた場所にあることも珍しくありません。

筋膜ケアで膝の負担を軽減

膝の痛み=膝だけを揉んだりストレッチする…この考え方ではなかなか改善しないケースが多いのが現実です。

筋膜整体では、膝周辺はもちろん、太もも・ふくらはぎ・お尻・腰・足首までしっかりと筋膜のつながりを整えます。これによって膝にかかるストレスを減らし、自然と動きやすくなる人がとても多いです。

自宅でできる簡単ケア

・太ももやふくらはぎのストレッチ
・テニスボールを使ったお尻ほぐし
・股関節や足首のストレッチ
・短時間でも歩く習慣をつける

これらは膝の筋膜をゆるめるためにとても有効です。ポイントは「膝以外も動かすこと」です。

まとめ

膝の痛みは、膝そのものだけでなく、全身の筋膜の状態と深く関係しています。病院では原因不明と言われた膝の痛みも、筋膜ケアを取り入れることで改善するケースはとても多いです。長年の膝の不調に悩んでいる方は、ぜひ筋膜へのアプローチも意識してみてください。

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