筋膜が関わる腰痛は「使いすぎ」?「使わなすぎ」?筋膜ラインで見極める原因と対処法
腰痛のタイプは「使いすぎ」か「使わなすぎ」か?
腰痛と一言でいっても、その原因は様々です。実は整体の現場でも多いのが「使いすぎ」による腰痛と「使わなすぎ」による腰痛。この2つでは、筋肉や筋膜の状態がまったく異なります。
この違いを知ることで、自分の腰痛に合った対処法が見えてきます。
実証型(使いすぎタイプ)の腰痛とは?
現場仕事やスポーツ後に多い腰痛
・建築現場や製造業などの肉体労働
・スポーツのトレーニング後
・長時間の立ち仕事
このような人に多いのが「スーパーフィシャルバックライン(SBL)」と呼ばれる、体の背面を覆う筋膜の緊張による腰痛です。
特に硬くなりやすい筋肉
・ハムストリング(太もも裏)
・大臀筋(お尻)
この部分が硬くなると、骨盤が引っ張られ腰に負担がかかります。
対処法
・ストレッチで柔軟性アップ
・セルフケアとしてフォームローラーなどで筋膜リリース
・もちろん当院の整体でも、筋膜への直接アプローチが可能です。
自分では伸ばしきれない部分や奥深い筋膜へのアプローチは、専門的な整体の方が効果的なケースも多いです。
虚証型(使わなすぎタイプ)の腰痛とは?
デスクワークや座りっぱなしの方に多い腰痛
・事務作業やパソコン作業
・長時間の運転
・運動不足
このような場合は、体の前面「ディープフロントライン(DFL)」と呼ばれる筋膜ラインの筋力低下や機能不全が原因のことが多いです。
特に弱りやすい筋肉
・腸腰筋(股関節を曲げる筋肉)
・内転筋(内もも)
これらが弱くなると骨盤を支えられず腰が不安定になり痛みが出やすくなります。
対処法
・腸腰筋や内転筋の筋トレ
・体幹を支えるインナーマッスルの強化
・当院の整体では、筋膜を整えることで筋肉が働きやすい状態へ導くサポートも行っています。
バックラインとフロントラインのバランスが重要
腰痛はこの「使いすぎ(実証型)」と「使わなすぎ(虚証型)」のバランスが崩れることで起こりやすくなります。
「ストレッチだけ」「筋トレだけ」では解決しないケースも多いのが腰痛の特徴です。
筋膜整体では、全身のつながりをみながらバランス調整を行うことで、自分ではケアしにくい部分にもアプローチが可能です。
まとめ
腰痛の原因は人によって違います。
・動きすぎて張っている人
・動かなすぎて弱っている人
あなたの腰痛がどちらのタイプかを知ることで、適切な対処が見えてきます。セルフケアで対応できる部分もありますが、なかなか改善しない腰痛は筋膜のバランスが崩れている可能性も。
当院では、筋膜整体を通して腰痛改善をサポートしています。ぜひ一度ご相談ください。