夏バテ・疲れ対策!正しい歩き方・食事・生活習慣で夏を元気に乗り切ろう!
猛暑が続く夏の時期は、気温や湿度、冷房との温度差に体が振り回され、だるさや疲労感、食欲不振といった「夏バテ」に悩まされがちです。
でも実は、その原因の多くが日常の姿勢や生活習慣、そして食事に潜んでいることをご存知でしょうか?
今回は、専門的な視点から「夏の疲れをためないための体の整え方」をご紹介します。
すぐに始められるものばかりなので、ぜひ今日から取り入れてみてください。
目次
1. 正しい歩き方で全身の巡りを改善
疲れやすい人ほど、実は「歩き方」にクセがあることが多いです。
猫背、前傾姿勢、片足に重心を乗せた歩き方は、腰や太もも、ふくらはぎに無駄な負担をかけ、結果的に疲労物質が蓄積しやすくなります。
背筋を伸ばして、足裏全体で着地
意識するポイントは3つ
背筋をまっすぐ伸ばす
足裏全体でしっかり地面をとらえる
肩の力を抜いて腕を自然に振る
これだけでも、下半身の筋肉をバランスよく使えるようになり、血行が促進され、疲労感が軽減します。
後ろ歩きトレーニングで重心をリセット
最近注目されているのが「後ろ歩きトレーニング」。
これはバランス感覚を鍛え、普段使わない筋肉を刺激して、自然と重心移動がスムーズになります。1日1〜2分、公園や廊下など安全な場所でゆっくり行うのがポイントです。
2. 正しい立ち方と靴選びが足腰の疲れを防ぐ
立ちっぱなしや座りっぱなしの多い現代人にとって、「立ち方」のクセは大きな疲労の原因になります。
おしりを締めて、骨盤を立てる意識
疲れにくい立ち方のコツは以下の通り:
骨盤を立てて背骨をまっすぐに保つ
お尻を軽くキュッと締める
ひざを過伸展せず、自然に立つ
この姿勢を保つことで、腰・膝・足裏への負担が分散され、筋肉への過度な緊張を防ぎます。
靴選びは「幅」と「かかとの安定性」がカギ
毎日履く靴が合っていないと、それだけで足が疲れやすくなります。
理想は「足の幅にゆとりがあり、かかとがしっかりホールドされる靴」。クッション性や通気性も考慮すると、夏でも快適に過ごせます。長時間歩く日は、インソールを使ってサポートするのもおすすめです。
3. 入浴・冷房・咀嚼…生活の小さな工夫が疲労回復の鍵
朝は熱めのシャワー、夜はぬるめのお風呂
朝の目覚めには、やや熱め(41~42℃)のシャワーで交感神経を活性化。夜はぬるめ(38~40℃)の湯船に10~15分浸かることで、副交感神経が優位になり、ぐっすり眠れるようになります。
自律神経のリズムを整えることが、夏バテ予防には非常に効果的です。
エアコン設定は「外気との差10℃以内」が基本
室内外の急激な温度差は、体温調節機能に大きな負担をかけます。外気が35℃なら、エアコンは26℃前後が理想的。扇風機やサーキュレーターを併用し、冷気が直接当たらないように工夫しましょう。
一口30回噛むだけで疲れにくくなる?
食事のとき「よく噛む」ことで、消化負担を減らすだけでなく、脳や内臓の働きも活発になります。特に夏は胃腸が弱りやすいため、1口30回を目安に意識してみてください。
4. 夏の疲れに効く食材と食べ方
疲労回復に役立つ成分を含む食材を、日々の食事に取り入れることで、内側からコンディションを整えることができます。
サラダチキン(イミダペプチド豊富):抗疲労成分が含まれ、運動後にも◎
豚肉・マグロ:ビタミンB1や鉄分で筋肉の修復とエネルギー代謝を助ける
納豆・味噌などの発酵食品:GABAがストレス軽減に働きかける
はちみつレモン:クエン酸と糖分の組み合わせで素早くエネルギー補給
注意したいのは「疲れたときに甘いものを食べすぎると、逆に疲れる」という点です。血糖値が急上昇した後に急降下するため、だるさが増してしまいます。
まとめ|疲れにくい体は、正しい習慣から
夏バテや慢性的な疲れは、「体の使い方」と「日々の習慣」を見直すだけで大きく変わります。
歩き方・立ち方・食事・入浴・エアコンの温度管理など、どれも今日から始められる簡単なものばかりです。
のどが渇くまえに
この夏は、無理をせず、自分の体としっかり向き合いながら、内側から元気を取り戻していきましょう。